カーリットホールディングスは、三協実業をシンライ化成に譲渡することを決定した。内外経済環境の悪化により、グループ内での相乗効果や成長が期待しにくくなったため。譲渡価格は非公表で、譲渡予定日は2022年10月28日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:内外経済環境の変化により、企業は自社の事業ポートフォリオを見直す必要がある。今回のように、成長が期待しにくい事業を手放すことで、企業価値を最大化することができる。M&Aアドバイザーは、企業が最適な戦略を見つけ、成功裏に実行するための支援を提供することが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。